ケーブルテレビVSアンテナ|メリット・デメリットと視聴方法の選び方を徹底解説
「ケーブルテレビとアンテナはどちらがお得なの?」
「ケーブルテレビとアンテナのどちらを選ぶべきか決められない」
このように、テレビの視聴方法でお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言うと、お得さでは「アンテナ」に軍配が上がります。しかし、アンテナには適していない家もあるため、それぞれの違いを十分に理解し、適切な方法でテレビの視聴環境を整えるのがおすすめです。
そこで、この記事ではケーブルテレビとアンテナのメリット・デメリットや費用を徹底比較し、それぞれの方法ごとにおすすめの人を紹介しています。
この記事を読むことで、どのようにテレビ視聴環境を整えるべきかが決められるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
ケーブルテレビとテレビアンテナの違い
まず、ケーブルテレビとアンテナにはどのような違いがあるのかについて、詳しく見ていきましょう。
ケーブルテレビの特徴
ケーブルテレビは、光ファイバーケーブルや同軸ケーブルで繋ぎ、テレビやインターネット回線を提供するサービスです。ケーブルテレビ局が地上波放送や衛星放送の番組を受信し、それを各家庭に届けるという仕組みです。
ケーブルテレビは全国に数百の事業者があり、各地域によって契約できる事業者が異なります。視聴できる番組も、契約する事業者によって異なるため、見たい番組があるかは事前に確認が必要です。
テレビアンテナの特徴
テレビアンテナは、家にアンテナを設置し、そこから電波を受信してテレビを視聴します。
テレビアンテナには、地デジ用と衛星放送用の2種類があります。地デジ用は、民法各局やローカル局の地デジ放送を受信でき、衛星放送用はBS放送やWOWOWやスカパーなどのCS放送を受信できます。
地デジの視聴には特に月額費用は発生しませんが、スカパーやWOWOWを視聴する場合は、別途有料契約が必要です。
ケーブルテレビを選ぶメリット・デメリット
実際にどちらの視聴方法を選ぶべきかを知るためには、メリットとデメリットで比べるのがおすすめです。まず、ケーブルテレビから詳しく見ていきましょう。
ケーブルテレビのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
では、解説していきます。
ケーブルテレビのメリット
では、ケーブルテレビのメリットを見ていきましょう。
インターネットと同時に契約すれば初期費用を抑えられる
ケーブルテレビはアンテナに比べ、「初期費用が抑えられる」と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、テレビ視聴のみでインターネットを契約しない場合、20,000~50,000円程度の工事費用が発生する可能性があります。
ただし、インターネットも併せて契約する場合、工事費用は0~数千円で済むケースもあります。そのため、テレビ視聴とインターネット回線をケーブルテレビでまとめれば、初期費用は抑えられるでしょう。
専門チャンネルを視聴できる
ケーブルテレビは事業者にもよりますが、番組数が60~90チャンネルほどあります。そのため、契約によっては多くのチャンネルを視聴できることが最大のメリットと言えるでしょう。
ただし、チャンネル数だけを見て契約すると、実際にはほとんどの番組を視聴せず、無駄になるといったこともよくありますので、絶対に見たい番組があるかを事前に調べましょう。
アンテナでの視聴が難しい地域でもテレビを視聴できる
周辺の環境によって、アンテナでは電波がキャッチできず、テレビが視聴できないケースもあります。そのような場合でもケーブルテレビであれば問題なくテレビを視聴する環境を整えられます。
ケーブルテレビのデメリット
次に、ケーブルテレビのデメリットを見てみましょう。
利用中は月額料金がかかる
ケーブルテレビを視聴するには、月額料金を払い続けなければなりません。相場としては、6,000円~9,000円ほどです。
つまり、テレビ視聴に年間72,000~108,000円ほどの費用が必要になるということです。
初期費用や機器の購入に費用がかかる
ケーブルテレビはインターネット回線と併せて申し込むことで、初期費用を抑えられるとお伝えしました。しかし、インターネットは別に契約したいと考えた場合、工事費用が20,000~50,000円ほどかかり、その他に事務手数料も発生します。
また、インターネット回線も契約する場合でも、無線ルーターなどを購入しなければならないケースもあり、機器の購入費も考えなければなりません。
開通までに時間がかかる
ケーブルテレビはテレビ視聴のために工事をおこなう必要があります。しかし、その工事がおこなわれるまで、2~3週間、繁忙期ともなると1~2か月ほど待たなければいけない可能性があります。
つまり、申し込んでからテレビを視聴できない期間が長くなるケースもあるということです。
テレビアンテナを選ぶメリット・デメリット
テレビアンテナのメリットとデメリットについても見てみましょう。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
では、解説していきます。
テレビアンテナのメリット
まず、テレビアンテナのメリットについてです。
一度設置すればその後の費用がかからない
前述したように、テレビアンテナは設置費用はかかるものの、設置さえしてしまえばその後は費用がかかりません。また、設置後の寿命は約10年ほどですので、自然災害などで破損等がなければ、メンテナンスなどをする必要もほぼありません。
ケーブルテレビなどは月に数千円払わなくては視聴できないため、その費用をアンテナの寿命である10年に当てはめて考えた場合、かなりの節約になることがわかります。
アンテナ設置までに時間がかからずすぐに視聴環境を整えられる
ケーブルテレビは工事までに待たされる可能性があるとお伝えしましたが、アンテナの設置工事はそれほど時間がかかりません。
設置する業者の空き状況にもよりますが、ケーブルテレビよりも視聴環境を整えるまでの期間は短いでしょう。
自然災害でアンテナが故障した場合火災保険を適用できる可能性がある
自然災害でアンテナが故障して交換が必要となった場合、火災保険が適用できるケースもあります。故障しても保険で交換費用をまかなえるため、自然災害が多い地域でも安心です。
ただし、火災保険が適用できるかは保険によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
テレビアンテナのデメリット
次に、テレビアンテナのデメリットを見ていきましょう。
自然災害で破損する恐れがある
積雪や台風などの自然災害によって、アンテナが破損することがあります。
先ほども解説したように、故障したアンテナの交換に火災保険を適用できるケースもありますが、そもそも自然災害の影響を受けにくいデザインのアンテナを選ぶのがおすすめです。
魚の骨のようだと言われている八木式アンテナは自然災害の影響を受けやすいという特徴がありますが、薄い箱型のデザインアンテナや、ポール状のユニコーンアンテナは影響を受けにくく、長持ちしやすいという特徴があります。
CSやBSの視聴には地デジアンテナとは別のアンテナを設置する必要がある
八木式アンテナやデザインアンテナは、「地上波用」のアンテナです。そのため、CSやBSを視聴するのであれば、別途お椀型の「BS110°CSアンテナ」を設置する必要があります。
同時に設置すると少し費用が安くなるケースもあるため、アンテナ工事を依頼する際には、どの番組が見たいのかを明確にしておくといいでしょう。
アンテナを設置しても電波をキャッチできないところもある
地域や周囲の状況によっては、アンテナを設置しても電波が届かず、テレビが視聴できないケースもあります。そのような場合には、ケーブルテレビや光テレビといった方法を選ばなくてはなりません。
アンテナでテレビを視聴できるかは、電波調査で確認します。まずは、アンテナ専門業者に現地調査を依頼しましょう。
アンテナの種類によっては見栄えが悪くなる可能性がある
魚の骨のような八木式アンテナは、無骨な骨組みのアンテナを屋根などに設置するため「外観の見栄えが悪くなるのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。確かに八木式アンテナは大きく目立ちやすいため、設置場所によっては景観を損ねてしまいます。
しかし、先ほどもお伝えしたように、アンテナにも種類があります。
デザインアンテナは薄い箱形で目立ちにくく、外壁の色に合わせた色味を選ぶことで、デザインに馴染みます。また、ユニコーンアンテナもポール状のアンテナを立てるだけなので、無骨さはなく景観を損ないません。
また、電波状況にもよりますが、屋根裏に隠して設置することができるケースもあります。その場合はアンテナを一切露出させずに設置できるため、外観への影響はまったくありません。
ケーブルテレビとテレビアンテナの費用比較
ケーブルテレビとアンテナのどちらを選ぶかで、もっとも気になるのは費用ではないでしょうか。
そこで、具体的にインターネット回線とあわせて2年間利用した際の、ケーブルテレビとアンテナの費用を比較してみましょう。
テレビアンテナ | ケーブルテレビ | |
---|---|---|
テレビ料金 |
35,860円 |
184,272円 (j:COM/スマートお得プラン(TV+NET)) ※料金シミュレーター |
インターネット料金 | 136,800円(NURO光2年契約) | |
合計 | 172,660円 | 184,272円 |
※各種割引適用時(2023年6月時点) ※地域・プランにより前後します。
テレビのみの場合、「J:COM TV シン・スタンダード」は5,522円です。新規加入で工事費用が実質無料となるキャンペーンをおこなっている場合は、工事費はかからないため2年間で約13万円ほどとなります。
対してアンテナの場合は最初の工事費用のみで済むため、最初に数万円支払えばそれ以降費用が発生しません。
そのため、アンテナは初期費用こそかかりますが、お得さでいえば確実にケーブルテレビよりも「アンテナ」であると言えるのです。
ケーブルテレビとテレビアンテナはどちらを選ぶべき?
ここまで、ケーブルテレビとアンテナの違いや、メリット・デメリットを紹介してきましたが、結局どちらを選ぶべきなのでしょうか。
人によってどちらが適しているかは異なるため、それぞれのおすすめな人の特徴を紹介します。
ケーブルテレビがおすすめな人
ケーブルテレビがおすすめなのは、以下のような人です。
- アンテナでは電波が届かない家に住んでいる人
- お金を払い続けても見たい番組がある人
このような人は、ケーブルテレビを検討してみましょう。
テレビアンテナがおすすめな人
テレビアンテナがおすすめなのは、以下のような人です。※アンテナでテレビが視聴できることを前提としています。
- 地デジしか視聴しない人
- 費用を抑えたい人
- WOWOWやスカパー!の番組を視聴したい人
このような人は、テレビアンテナを検討してみましょう。
ケーブルテレビで「テレビ視聴+インターネット」を契約するより、「テレビアンテナ+光回線」の方が断然おすすめ
先ほど、費用の比較でもお伝えしたように、ケーブルテレビでインターネット回線も合わせて契約するよりも、テレビアンテナと光回線を組み合わせて契約する方がお得です。
また、おすすめなのは費用面だけでなく、インターネットの速度も一般的な光回線の方が優れています。
例えば、以下はJCOMとNURO光の速度比較です。
JCOM | ダウンロード:268.94Mbps アップロード:46.83Mbps |
---|---|
NURO光 | ダウンロード:581.22Mbps アップロード:575.76Mbps |
参考:みんそく
このように、ダウンロード速度は2倍以上、アップロード速度に関しては10倍以上もの差があります。
費用も重要な要素ですが、インターネットは速さがでなければ快適に利用できません。
使い物にならないインターネット回線はストレスのもとになるため、光回線はNURO光などの高速インターネット通信が可能な事業者を選びましょう。
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まとめ
ケーブルテレビとアンテナの違いと、それぞれのメリット・デメリットを解説しました。最後にまとめを見てみましょう。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
ケーブル テレビ | メリット |
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デメリット |
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アンテナ | メリット |
|
デメリット |
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ケーブルテレビがおすすめ |
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アンテナがおすすめ |
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